あ、ミッフィー展やってるじゃん。60周年65周年と図録を買っていたので今回も買うべく行ってきました。
看板前は若い男女が青春を謳歌していたので脂ぎった中年男性がひとりでライフログ撮るもんでもないなと列に並びます。百貨店のキャラクターものの展示は大体完全予約制ですね。最近は美術館でも予約制のものが増えてきている印象です。何事も近くに来たからちょっと寄っていくが難しくなってきましたね。

会場では途中、何度も立ち止まり手鼻をかむデカいおっさんがいるなど平日昼間のファンタスティックな情景が見られたりもしましたが全体的にはもちろん可愛らしい展示です。色紙とフィルムを使って絵を作るブルーナさんの手法を体験できるコーナーがあったのが印象的でした。子供を連れてきたくなりますね(なぜひとりで来たのか)。遠巻きに鼻水の行方に思いを馳せていると前回65周年はコロナが直撃して中止になり行けなかったことを思い出しました。こうしてまた70周年記念展が開催されていることにミッフィーちゃんの人気と力強さを感ずにはいられません。さすがだようさこちゃん、世界のナインチェ。
というわけでミッフィーちゃん図録を買ってきたぞ。

判型はB5くらいかなと思ったら一回り小さいA5変形だって。60周年と同じでした。丸背タイトバック、花ぎれとスピンは白でこれも60周年と一緒。A4の本って結構重いのでこのサイズは好きです。

並べるとこんな感じ。

60周年、65周年は表紙は布張りに箔押し、扉に毛羽立った特殊な紙やトレペのような透ける紙が使われておりそこに更に箔押し、ヴァンヌーボーのような厚手の高級紙の折があったり特色印刷と思われる折があるなどかなり凝った作りでした。
今回の図録は紙が3種類以上使われているというのは変わらずですが特殊な扉や箔などはなくかなり控えめな印象です。表紙もUV厚盛りでビニールぽい手触り。布張りの特別感がなくて残念。まあ布すぐに中年男性の汁で真っ黒になるんで製品としてはこれが正解かもしれません。
60周年は300ページほど、65周年は550ページ程度、今回は330ページくらいでした。前回前々回は3000円弱の記憶、今回は4000円弱なので仕様の違いも考えると5年でほんとにインフレ進んだんだなぁって感じですね。
印刷の仕上がりはシャキッとしていて大変美しいです。肉眼でロゼットがほとんどわからないのでおそらく230線とかの高精細印刷。ディック・ブルーナの色紙で作る絵には高精細印刷が非常にマッチしていてこの選択をした人はすごいなと感嘆しました。個人的にはもうこういう趣味的な印刷はあえて粗が見えるアナログっぽさ、チープさを出していく方がいいんじゃないかと思っているんですが、ブルーナさん2011年まで本出してる人ですしね。古臭くある必要は全くなかった。
奥付見ると私の本は既に2刷でした。こんな分厚いカラーの本が数カ月で2刷。現場は高揚と憂鬱が入り混じった複雑な心境だったかもしれませんね。難易度考えると。場末のDTPerであるワイくんからすると羨ましいけどね。立派な本だぞ、黙って働け。
更に目を通すと印刷管理という項目があり印刷会社の数人のお名前が載っておりました。他人事ながら嬉しいですね。本の世界はどういうわけか印刷や加工、製本に携わる人の名前が載ることは稀です。映像メディアのように関わった人たちの名前がもっと載るといいのにといつも思っています。みんな能力ある職人で、大切な一工程を担っているわけですから。

私もフルカラーの上製本作ってみたいなぁ。
それでは今回はこのへんで。


コメント