Monotype Fontsってなんぞや?

DTP

Monotype Fonts日本語版リリース!というメールが来てたのでモノタイプなんて登録してねーぞと調べたらフォントワークスでした。いつの間にか吸収合併されてたみたい。

Monotype Fonts日本語版リリース ─ エンタープライズに最適な多彩なフォントライブラリと充実したAI機能。ウェビナー開催も決定
書体デザインとテクノロジーのグローバルリーダーであるMonotype Imaging Inc.(本社:米国マサチューセッツ州ウーバン�

フォントワークスの日本語書体が430ファミリー使える上にモノタイプのメジャーな欧文書体が使えるならかなりいいんじゃないでしょうか。

思えばこの欧文書体、Youはどこからmy PCへ?って状態なわけですよ。
DTP界隈では慣習として欧文書体は添付するものとなっています。Indesignのパッケージ機能でも日本語書体は収集されないものがほとんどですが欧文は添付され、みんなそれを使って作業しているんじゃないかと思います。権利的には許されているにしろこれが様々なトラブルの種となるわけです。
例えば欧文代表格ヘルベチカ、これはとにかく数が多い。OSにも組み込まれているのでただHelveticaと書かれていてもどれだかさっぱりわかりません。開くまでわからない。シュレディンガーのヘルベチカ。さらにタチが悪いことにバージョンがあるんですね。バージョン違うと警告は出ないけど別物、アキが違うなんてことがある。嗚呼泣き別れ。
挙動は忘れたけどバージョン問題はMSゴシック、明朝でも起こる問題でありんす。

いろんな仕事を受け、アプリケーションのアラートに従いフォントを入れ替えていくうちに、みんな似ているようでまるで違うモノになってゆく。フォント環境はいつもいつまでも魔境。おまえらライセンス的にもmy PCに住んでたらあかんのちゃうか?出力の仕事は入稿がない限り行われないので製作者側がちゃんと購入しているかが問題となるわけですが、出力側とて仕事が終わればフォントを捨て、新たに来たらまた入れるなんてことはしないわけですよ。自分で買ったものがずっと入っているか、流れてきた最初のものがずっと入っている。それが現場の実際だったのではないかと思います。

近年はIndesignのフォントフォルダを駆使し、仕事ごとに先方と大体同じフォント環境で作業をする、終わればフォルダごとサヨナラということでかなりトラブルが減りました。Adobe Fontsの登場も大きかったと思います。権利関係に疑問抱かずに済むしね。
さらにこのMonotype Fontsが欧文書体のスタンダードになれば悩ましいデータ互換のトラブルがかなり減るのではないかと思います。がんばれ旧フォントワークス!

がんばれフォントワークスって気持ちになったのでMonotype Fontsをウキウキと見にいったわけですよ。んーこれってどういう位置付け?フォントワークスLETSやMonotype LETSと統合するってわけではないようだし価格もよくわからない。リコーのフォントも追加されるなんてニュースも出てますが肝心のMonotype Fontsがよくわからない。
エンタープライズだから小規模DTPerはお呼びじゃないってことでしょうか。続報を待てって感じですね。

新しい情報が出たら追記したいと思います。

追記1
【重要なお知らせ】LETS一部サービス受付終了に関するご案内
16ライセンス以上契約しているところはこれからMonotype Fontsしか使えなくなるみたい。

追記2
9/25にウェビナーがあったので参加しました。Monotype FontsのUIはAdobe Fonts、Morisawa Fontsと同じような感じ。Adobe Fonts風の自動アクティベート機能があります。Adobeアプリ以外にも一部対応するようです。
追記1の通りライセンス15以下は変わらずLETSを使っていくことになるようです。自動アクティベート機能はLETSにもつけてほしいですね(なかったよね?)。
気になる価格ですが企業ごとに個別対応だそうです。まあ私たちは対象外だけどね。

さて、よくわからなかったので今回も余談です。フリーフォントはやめましょうねって話。
フリーフォントはバージョン違いで字形まで違うのがあったから仕事ではやめましょう。マジで。
製作者はver.1で作っていた。こちらは持ってないのでこれなあに?と問い合わせるが連絡つかない。Web検索したらフリーフォントだったのでダウンロードした。これがver.2で一部字形まで変更していた。アーーーッ()
たまにRIPを通らないこともあるので、フリーフォントをどうしても使いたいならアウトライン。アウトラインかけるとマイター結合失敗したみたいなトゲが出るやつとかあるけどね、フリーフォント。まあそこは自己責任でアウトライン。PDF化に失敗するやつもあるぞ、フリーフォント。とにかく黙ってアウトライン。⌘+shift+Oだぞアウトライン。
このへんモノによってはオープンソースのもどっこいどっこいなトラブルが出ますよ。
なおIndesignのアウトライン化(グラフィックス化)は挙動がよくわからないしうまくいかないのでオススメしません。PDF入稿しませう。RIP通らないかもしれないけどね。

まとめるとフォントは買おうぜ!って話だったかもしんない。では今回はこのへんで。

フォントと文字組の見本に一冊持ってみてもいいかもしんない

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